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平和が大前提

2017年08月23日 (水)

◆今年も旧盆大渋滞の中、田舎に帰省した。15日のお昼にはちょうど三陸の海岸を散歩していたので1分間のサイレンが鳴る中、戦禍に散った戦没者に哀悼の意を表し海に向かって黙祷した
◆戦後72年、日本は戦争に巻き込まれることも、核を打たれることもなく過ぎてきた。ここにきて急に、きな臭くはなってきたが…国家の福祉・医療も経済活動も、たった一つの前提が必要だ。それが平和である
◆いくら好景気になっても、国民が健康で長寿になっても、高度医療や地域医療を提供できる体制が整い、苦しんでいる患者のために画期的新薬を開発できても、戦争になればそれらの努力はたった1発のミサイルで瞬時に水泡に帰す。平和を疎かにして貢献すべき国民がいなくなれば、国家の施策としては本末転倒である
◆軍事費の問題ではない。平和を希求しつつ、国民の健康と生活を保つことは非常に困難な課題だが、これを諦めては民主福祉自由市場国家として存立しない。日本各地で戦争を顧みる機会は数多ある。決して無関心であってはならない。



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