アークレイは、全国の医療機関に向けグリコヘモグロビン分析装置「アダムスA1c HA-8190V」を新発売した。HPLC法を用いたHbA1cの高精度測定と頻度が高い変異ヘモグロビンの分離機能を1台に搭載し、多様な検体をより正確・簡便に測定することが可能になる。HbA1cは1検体24秒の高速測定を実現し、糖尿病検査におけるHbA1c測定の増加に対応する。
同社は変異ヘモグロビンに対応した検査装置として、日本国内では14年から大型の「アダムスA1c HA-8180V」「アダムスA1c HA-8180T」、16年から小型の「アダムスA1c HA-8380V」を販売している。今回発売する「アダムスA1c HA-8190V」は「アダムスA1c HA-8380V」の後継機種で、HbA1c測定と変異ヘモグロビンの分離の二つのモードを1台に標準装備している。
HbA1cの測定時間は48秒から24秒の2分の1に、変異ヘモグロビンは90秒から58秒に短縮し、糖尿病検査におけるHbA1cの増加に対応する。
希望納入価格は820万円(税別)