TDM研究の分野で活躍する若手の病院薬剤師や大学教員が集まって約2年前に発足した「薬剤師学術能力開発研究会」(ACID)が精力的な活動を続けている。年に数回の飲み会を兼ねた情報交換会やメーリングリスト、LINEなどを通じて、参加者がそれぞれ取り組んでいる研究の質を高めるために何が必要なのかを相互に指摘し合うもの。こうした環境の整備は、臨床の問題点(クリニカルクエスチョン:CQ)を起点に基礎研究や臨床研究を実施し、質の高い新たなエビデンスを創出することにつながる。指導体制を含め研究環境が十分ではない施設の薬剤師の研究推進にも役立つという。
23、24日に京都市で開かれた日本TDM学会・学術大会のシンポジウムにACIDのメンバーが登壇。ACIDの目的や意義、活用状況などを報告した。
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