敬老の日、総務省は65歳以上の日本の高齢者人口の推計を発表。総人口は前年比21万人減る一方、高齢者は57万人増の3514万人、総人口に占める割合は27.7%と過去最高を更新。高齢者の割合は世界で最も高く、90歳以上の人口は初めて200万人を突破した。高齢化の進展と共に疾病構造も大きく変化、厚労省の国民・栄養調査によると糖尿病が強く疑われる患者が16年に推計1000万人に上った。糖尿病の悪化で人工透析が必要となり多額の医療費がかかることから重症化予防の取り組みが急務となっている。高齢者人口の増加と共に、運動不足や食生活の乱れなど肥満が増えているのが原因とみられている。さらに、増え続ける認知症の高齢者、85歳以上では男性5割弱・女性6割弱が発症するとの調査結果もある。団塊の世代が全員75歳以上になる2025年には65歳以上高齢者の5人に1人に当たる約730万人が認知症になると推計されている。これらから、健康寿命を延伸させ、平均寿命との差をいかに小さくするかが重要なテーマとなっている。
今回の研究会では、健康サポート薬局の機能を活用して地域住民に健康情報を発信し地域医療の一翼を担っているNPO法人HAP理事長の宮原富士子氏から熱いメッセージが発せられます。乞うご期待!皆様の参加をお待ちしています。
日時
平成29年10月19日(木)15:00~17:00
会場
薬学ゼミナール「お茶の水教室」3階
東京都千代田区神田駿河台2-1-14(地図参照[PDF])
演題
「未来につながる“夢のある”健康サポート薬局」
【参考図書】
未来につながる夢のある 健康サポート薬局づくり 基礎編
http://yakuji-shop.jp/SHOP/9784840813891.html
講師
宮原 富士子 氏(NPO法人HAP理事長)
参加費
会員(無料)、非会員:当日参加(3,000円)、学生:無料
出欠連絡
n_mizuno@ivory.plala.or.jpまで!
・会員の代理参加が出来ますのでご利用ください。
*当日の連絡先:水野(090-1813-7067)田中(090-2417-0816)
次回のご案内
2017年11月16日(木)15:00~17:00
「医療者の役割伝達が重要~長期的視野で発言を~(仮題)」
山口育子氏(認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML理事長)
主催
医療・医薬品情報研究会