◆もう少し先の話になると思っていたのも束の間だったようだ。人工知能(AI)の活用が製薬業界でも具体的な話になってきた
◆国内では、武田薬品がMR活動で、田辺三菱製薬も研究開発プロセスで導入を図っている。グローバルでも、米セルジーンがファーマコビジランス業務に導入し、スイスのノバルティスもAIの機械学習により乳癌治療を検討するツールを開発している
◆「AIがあれば、あの職種もこの仕事もいらなくなるのでは」という不要論が様々な場所で飛び交うかもしれない。しかし、「従来の専門性を土台にAIを使いこなせる人材こそ今後さらに必要とされる」とポジティブに考えることもできる
◆思い返せば、インターネットの発達と共に紙媒体が斜陽産業などと呼ばれることもあったが、小紙ではインターネットを活用し、紙媒体と電子版がお互いの良い所を生かしながら共存している。新しい波は、必ずしも蓄積したノウハウを押し出すものではなく、どう相乗効果を図るかで人材育成の方針も決まってくるのではないか。
人工知能との相乗効果
2017年10月06日 (金)
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