◆大学生の学力や学習意欲の低下は、一般の大学だけでなく薬系大学にとっても悩みの種らしい。将来どうしたいのかという目的意識が乏しく、自主的に勉強に取り組む学生が少ないという。薬系大学はそれぞれ、そんな大学生を手厚くサポートすることに力を注いでいる
◆ある薬系大学では教員1人が5人前後の1年生を受け持ち、週に1回の頻度で面談している。日々の学習状況や生活の様子を聞き、必要に応じてアドバイスし、大学生活に早くなじめるように支援している
◆別の薬系大学では、1年次の段階から学生間のグループディスカッションを授業に取り入れた。そこでの意見交換を通じて学生の友達づくりを支援し、順調な大学生活を過ごしてもらうことが狙いの一つだ
◆自由と自己責任が表裏一体だったかつての大学に比べ、今の大学はまるで中学校や高校のようだ。教員の負担も決して小さくはない。周囲が支援すればするほど学生の自主性が育たなくなることが危惧されるが、そうも言ってはいられないのが現在の大学事情なのだろう。
学習意欲が低い学生へのサポート
2017年10月11日 (水)
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