◆地方の中小病院や薬局は依然として薬剤師の確保に苦労しているようだ。都市部では薬剤師は充足しつつあるため、薬剤師の絶対数が足りないことよりも、薬剤師が都市と地方で偏在していることの方が問題視されるようになってきた
◆薬剤師の確保は、基本的にはそれぞれの病院や薬局の自助努力によってなすべきことだろう。働いてみたいと思える魅力的な職場環境や給与体系を整備し、それを対外的にアピールする努力がまずは必要だ
◆とはいえ、問題解決を個々の努力に委ねるだけではいけない。薬剤師不在が続けば、他職種や他の手段が薬剤師の役割を代替することにもなりかねず、影響は薬剤師の職能全体に及ぶ可能性がある。決して他人事ではない
◆地方では行政と薬剤師会、病院薬剤師会などが連携して薬剤師の就職を促す取り組みが行われているが、それだけでは限界がある。即効性のある対策はあまりないかもしれないが、中央レベルでも行政や団体などの関係者が偏在解消に向けた取り組みを推進するべきではないか。
薬剤師の偏在解消を
2017年11月08日 (水)
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