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認知症の人への対応で大切なこと

2017年11月13日 (月)

◆65歳以上の高齢者人口が全人口の28%に迫る超高齢社会の日本。それに伴い、認知症が社会問題になっているのは周知の通り。2025年頃には認知症患者は700万人と推計されている。これは、65歳以上の高齢者のうち、5人に1人が認知症になると計算される
◆政府は15年に「新オレンジプラン」を発表し、7本柱を打ち出すと共に、今年1月に同プランを改定し、各種施策に取り組んでいる
◆認知症の根本治療はまだないので、治療にあたって重要なのは、早期発見し医薬品により症状の進行スピードを遅らせること。早期発見に用いられる検査は「長谷川式認知症スケール」。開発者の長谷川和夫氏の講演を聴く機会があった
◆88歳になる長谷川氏は、自身も認知機能が低下していると明かす。そして認知症の人をケアする場合は、「目線を同じにして話す」「人間としての尊厳性を持ち接する」の二つが大切だと話す。「認知症の人も、その人の歴史があり、それがその人を形作っている。それを理解した対応が重要」なことを肝に銘じたい。



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