◆全国的に表面化してきた病院敷地内に薬局を設置する「敷地内薬局」の誘致に関して、反対を表明する動きが各県薬剤師会の地域ブロックで加速している。これまでに東北、北陸・信越、そして関東甲信越で厚生局などに対し文書による反対の意思表明が行われている
◆さらに今日15日には、福井を含む近畿2府5県の薬剤師会連名で近畿厚生局長に対し、敷地内薬局誘致反対要望書を提出する。終了後には大阪府薬剤師会館で2府5県の会長が揃っての記者会見も行われる予定だ
◆一方、大病院における敷地内薬局の誘致自体は、合法的なものである。薬剤師会関係者らは、この敷地内薬局が定着していくことで薬局の独立性が保たれないであろうことを懸念する。その延長線上として医薬分業の崩壊への憂いもあるのだろう
◆保険薬局での処方箋受け取り率は全国平均で70%を超える状況にある。その進捗の背景として薬局機能、薬剤師職能の確立が伴っているという自信を持ち、それを前面に打ち出していくことこそが今は必要だと思う。
「敷地内薬局」反対は自信をもって
2017年11月15日 (水)
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