◆業界関係者をモヤモヤさせ続けてきた薬価制度の抜本改革について、22日の中医協薬価専門部会に骨子素案が示された
◆厚生労働省が示した改革の主な内容は前号で既報した通りであり、長期収載品の引き下げ方式を新たに提示した一方で、新薬創出・適応外薬解消等促進加算は「革新的新薬創出等促進制度」として、これまで以上に革新性、有用性にフォーカスして品目の精鋭化を図る。医療費削減と革新的新薬開発を両立させることを狙った改革であることは誰が見ても明らかだ
◆これはこれで、ある程度理解もされ、評価もされるだろうが、医療費の削減という視点からは、ムダを取り除いていく部分はまだ数多くある。薬で言えば残薬の問題もその一つだろう
◆いくら薬価が下がって患者に安く届いたとしても、きちんと服薬しなければ何の意味もないし、医療財源の垂れ流しとなってしまう。国も何らかの手を打ってくることは想像に難くない。しかも厳しい一手かも。その前に、各業態が自ら動いて対応すべきだ。先んずれば人を制すである。
先んずれば人を制す
2017年11月27日 (月)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
新薬・新製品情報
寄稿