◆文部科学省が74大学を対象に行ったトライアル実習の実施状況に関する調査結果では、関東、近畿、中四国地区で「実施している」との回答が多い
◆これらの地区では「事前に薬局と病院の実習内容・スケジュールを入手して情報共有を図っている」「代表的8疾患に対応する情報提供ツールを運用している」などに取り組んでいた
◆21日の文科省の連絡会議では、地区による温度差の要因として、トライアル実習に関する情報の伝達状況が地区によって異なる点が指摘され、トライアルの実施校を増やすため、日本私立薬科大学協会や国公立大学薬学部長会議、薬学教育協議会などに「情報の周知徹底」を求める声も上がった
◆ただ、同会議がまとめた実務実習のガイドラインでは、臨床準備教育から実習後の評価に至る全ての段階で、大学側の主体的な関与を求めている。情報が来ないからといって、トライアルができませんというのは言い訳に過ぎない。学生に良い実習を受けさせたいと思うのなら、自ら入手しにいく積極性があってしかるべきだ。
トライアル実習に関する情報収集を
2017年11月24日 (金)
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