中山間地域に薬局を開設
金沢大学と白山市、コメヤ薬局(白山市)は、高齢化が進んだ地方の中山間地域に薬局を開設し、地域住民の未病や健康維持、地域医療を支える薬剤師の養成に取り組む産学連携の「アポテカプロジェクト」をスタートさせた。プロジェクトは、文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」の一環として進められ、薬剤師を目指す学生に中山間地域医療への理解や課題解決の取り組みを学ぶインターンシップを開発・実施し、人材の地域定着を目指したもの。2日に金沢大学薬学部の4年生と5年生の8人が薬局での就業体験を終えており、今年度内に複数回トライアルを実施し、課題や問題点などを検証した上で、新年度から本格的に実施する予定。今後はプロジェクトの対象となる施設や大学を広げていきたい考えだ。
健康支援と学生の就業体験をセットで
今年10月に薬局を開設した吉野谷地区は、石川県南部の白山市東端に位置し、周囲を山々に囲まれた旧村域。65歳以上の高齢者が人口の約4割を占める。
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