
原田社長
ファイザー日本法人の原田明久社長は1日、都内で会見を行い、昨年12月に新設した実臨床のリアルワールドデータ(RWD)など様々なデータから、医薬品の価値を数値化することを目指した「コーポレートアフェアーズ・ヘルスアンドバリュー本部」について、「患者さんが社会復帰して、社会に貢献することによるベネフィットも含め、具体的に数値化していくことを目指していく」と説明し、上市医薬品の価値検証を行い、製品価値最大化に向けた様々なアプローチを探っていく考えを示した。
同社の2017年国内売上高は、6.6%減の4423億円と落ち込んだ。疼痛治療剤「リリカ」や過活動膀胱治療剤「トビエース」、関節リウマチ治療薬「ゼルヤンツ」など主力製品が伸長したが、長期収載品の減収や共同販促先の昨年度における在庫調整が影響した。ただ、原田氏は、「主力製品が伸び、社内でのビジネス目標を達成したことから、実態としては前年並み」と事業全体では順調に推移しているとの見方を示した。
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