厚生労働省は2月28日、血漿分画製剤の製造に新規参入する企業にも原料血漿の配分を認めるルール案を薬事・食品衛生審議会血液事業部会運営委員会に示した。供給実績がある企業に日本赤十字社が優先的に配分するものの、同じ原価計算方式で原料血漿価格を決定すること、需要の見通しや販売ルートの構築が確実にできるといった条件を設けるなど、なるべく平等な配分を行うことを明記している。2018年度上半期に予定している血液法の基本方針改定に反映させる。
来年度上半期に血液事業関係者の責務などを定めた血液法の基本方針を改定することに伴い、原料血漿の配分を新規参入企業が求めるケースに対応したルールを新たに盛り込む。
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