◆卒後の生涯教育に力を入れる薬系大学が増えている。6年間の教育はあくまでも薬剤師の基礎を育むためのもの。臨床現場で活躍するために薬剤師は生涯学び続けなければならない。大学にはそれを支援する責務があるとの考えに基づく動きだ
◆ある薬系大学に聞くと生涯教育は経営的には赤字になるという。それでも投資するのは大学の将来にも関係するからだ。生涯教育を受けた薬剤師が活躍し社会的地位が高まれば、薬学部入学者が増え大学は活性化する
◆同様の原理から大学には臨床研究を支援する役割も期待したい。薬剤師の介入によって医療の質が高まったり、医療費が減ったりすることを示す研究だ。大学教員が持つ研究デザインや統計処理の能力を生かし、そのような共同研究を推進してもらいたい
◆臨床現場で薬剤師は様々な業務を担っているが、数値化して示さなければその貢献度は社会から見えづらい。診療報酬の評価を獲得する上でもエビデンスは必要だ。地道な一歩の積み重ねが将来の大きな飛躍につながる。
評価を得るにはエビデンスが必要
2018年03月16日 (金)
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