【新製品】服薬ゼリーの“混ぜる”タイプ‐商品名・包装を「粉薬用」に一新 龍角散

2018年04月16日 (月)

 龍角散は、錠剤やカプセル、粉薬や顆粒剤に混ぜて、つるんと楽に服薬できるゼリー状のオブラート「らくらく服薬ゼリー」シリーズから、二つのフレーバー(いちごチョコ風味、コーヒーゼリー風味)による「らくらく服薬ゼリー粉薬用」を18日に新発売する。これまで粉薬や顆粒を混ぜて服用するのに適した「らくらく服薬ゼリー漢方薬用」を展開してきたが、「漢方薬以外にも使用できるものの、商品名から“漢方専用”的なイメージが強かった。医療関係者や一般からも『飲み込みにくい粉薬・顆粒剤向けの製品がないか』との問い合わせも多く、ネーミング、パッケージデザインを大きく一新した」(同社)もので、内容量・栄養成分は変更ない。今回のリニューアルを機に、錠剤・カプセルを“包んで”服用するタイプの「らくらく服薬ゼリー」と共に、同シリーズの積極的な広告宣伝を行っていく考え。

 同社では1998年に「嚥下補助ゼリー」として世界で初めて服薬補助ゼリーを開発。現在、世界35カ国1地域で特許を取得している「らくらく服薬ゼリー」シリーズは、薬やサプリメントが楽に服用できる服薬専用のゼリー(分類は清涼飲料水・ゼリー飲料)で、医師、薬剤師、看護師、介護士などからも高い評価を得ている。

 「らくらく服薬ゼリー」シリーズは、医薬品の吸収や作用に影響を与えないよう設計されており、ローカロリー・ノンシュガー・ノーアレルゲン・ノーカフェイン(合成着色料、保存料も不使用)のため、糖尿病やカロリー制限のある人でも利用できるのが特徴。

 服薬のために特別に開発された同ゼリーを、龍角散ではこれまでも医学系の学会等に多数展示紹介してきたが、医師・薬剤師に行ったアンケートでは、患者からは病院で処方される粉薬・顆粒剤について「飲み込みにくい」「飲む時にむせる」「ざらつき感がある」「後味がいつまでも残る」「口の中に貼りつく」「入れ歯や歯間に挟まる」などの服薬感を指摘されることが結構あることが分かった。

 漢方薬や苦い粉薬を飲むのが苦手な人に、これまでも「らくらく服薬ゼリー漢方薬用」(いちごチョコ風味、コーヒーゼリー風味)があったが、ネーミングから“漢方薬のための商品”と捉えられることも多く、粉薬・顆粒剤を飲み込みやすくするタイプを求める声が、一般生活者を含め多く寄せられていたという。そこで今回、ネーミングも「粉薬用」と変えて大きく前面に打ち出し、用途や特徴をピクトグラムで分かりやすく配したパッケージデザインに一新した。

 「らくらく服薬ゼリー粉薬用いちごチョコ風味」(チョコレート不使用、無果汁)、「同コーヒーゼリー風味」とも内容量200gで、税別希望小売価格350円。



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