CSOがMRを補完‐「地域医療連携のハブになる」
日本CSO協会の阿部安孝会長(アポプラスステーション社長)は、本紙のインタビューに応じ、MR総数減少時代において、自社製品を持たない医薬品販売業務委託機関(CSO)だからこそできる役割に言及。製薬企業がコントラクトMR(派遣MR:CMR)を柔軟に活用する中、「CSOが地域医療連携のハブになっていただきたいと医療従事者からも言っていただいている。地域のハブとしての役割を明確にした上で、製薬企業が特定のエリアにCSOを活用する時代になれば、CMRの職能がさらに広がるのではないか」との考えを示した。また、MRの派遣業務のみならず、薬剤師や看護師など複数の医療人材を活用し、総合的に医療での問題解決を図るような新たなアプローチも模索していく必要性も示した。
MR総数が3年連続で減少し、CMR数も2017年にマイナスとなった。医療現場で問われているのは、医薬品の情報提供の質であり、MRを介さずにインターネット経由で情報を届けるeディテーリングの台頭もあり、MR活動は大きく変化している。
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