スギホールディングスは、前期の新規出店数が目標100店舗に対し、実績80と未達に終わったが、杉浦広一会長は「特に関東エリアが賃料の高さに加え、出店の争奪戦が激しいことで伸び悩んだ」ことを要因に挙げる。今期(2019年2月期)は既に80店舗の契約が確定しており、「100店舗の目標は達成できると思う」と強調。この積極的な出店に加え、今期は将来を見据えて他社との連携を積極的に実施することによる「次代のビジネスモデルづくり」、将来の事業拡大を支える「人材づくり」、生産性を高める「システムインフラづくり」などに注力し、市場環境や競争環境の変化に迅速かつ的確に対応できる営業体制の強化を図っていく。
18年2月期連結業績は、売上高が前期比6.1%増の4570億4700万円で、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも増益での着地となったが、杉浦会長は販売費および一般管理費が9.9%増(1068億円)となったことを挙げ、「コストが少しかかったことが反省材料。新本部(大府市)に移ったにもかかわらずコストが嵩んだ点は大いに反省し、今期はここに注力する必要がある」とする。
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