厚生労働省の「国立高度専門医療研究センターの今後のあり方検討会」は9日、ナショナルセンター(NC)のうち国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立精神・神経医療研究センターからヒアリングを行った。各NCはこれまでの研究、医療提供に関する実績から役割を強調。委員からは、重複部分の取り組みを質す質問が相次いだ。
国際医療研究センター(NCGM)の國土典宏理事長はNCGMの使命として、国家的・国際的課題に対する専門的かつ継続的な取り組み、医療の均てん化、全国的なイノベーションの推進、臨床と直結した研究開発による医療水準向上への寄与、人材育成等を列挙。特に重症感染症、HIV治療、合併症や糖尿病の診療を行う高度急性期総合医療を強調。地域に密着した医療の提供、救急車搬送患者の受け入れが東京都内でトップクラスであることを示した。
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