ツムラの加藤照和社長は、11日に都内で会見を行い、大建中湯(開発コード:TU-100)の米国開発について、対象疾患を「術後イレウス(POI)」に絞り込むと発表し、「日本の専門医と統計解析の専門家によるアドバイザリーチームを形成し、共同で戦略と試験計画の立案をしていくと同時に、米国の専門医によるアドバイザリーチームも形成して開発を計画する」と意欲を示した。
大建中湯の米国開発をめぐっては2015年に、米FDAとの間で、ツムラが提案した大建中湯の品質評価方法で合意。米FDAの審査で前例がない多成分の経口複合製剤という形で、過敏性腸症候群(IBS)、クローン病、POIを対象に臨床試験を実施してきた。
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