
改訂薬学教育モデルコアカリキュラムに対応した新たな枠組みによる実務実習の開始が来年2月と1年以内に迫る中、20日に盛岡市内で開かれた日本病院薬剤師会東北ブロック第8回学術大会では、改訂コアカリに準拠した参加型実務実習の評価方法について日病薬から概説されると共に、東北6県の実習施設における準備状況について、代表的8疾患(癌、高血圧、糖尿病、心疾患、脳血管疾患、精神神経疾患、免疫・アレルギー疾患、感染症)など概ね対応可能であることが報告された。
日病薬薬学教育委員会の石井伊都子委員長(千葉大学病院薬剤部長)は、セミナーで改訂コアカリに準拠した病院実務実習の評価に関する考え方を解説した。焦点となっている薬学臨床における代表的8疾患について、学生がこれら疾患を持つ患者の薬物治療に「継続的に広く関わること」とされていることに言及。「どう患者に対峙していくかの基本を学んでもらいたいということが目的」とし、「広く浅くではなく、一つの疾患でもいいので、しっかり深く対応してほしい」と要請した。
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