東和薬品は、2018~20年度までの中期経営計画を策定し、20年度に売上1000億円の達成、3年間の営業利益累計で300億円以上の目標を掲げた。ジェネリック医薬品(GE薬)数量シェア80%達成に向け、安定供給体制を強化すると共に、GE薬80%達成後を見据え、海外市場への進出や医療関連サービスの創出を狙う。吉田逸郎社長は、都内で記者会見し、「医薬品だけではなく個人、生活者に焦点を当てたサービスを考えていく。医療システムを円滑に進めていくため、われわれができることを事業化していきたい」と述べた。
吉田氏は、「薬価制度の抜本改革を受け、今後業界がどのように変化するか分からない」とし、具体的な計数目標は策定していない。これまでは安定供給体制の向上や代理店と営業所による販売網、医薬品卸との協業による東和式直販体制の確立、付加価値の高いGE薬開発に取り組んできた。ただ、「GE薬が伸びるのは20年まで」(吉田氏)との予測から、未病・予防段階で病気を発症せずに、健康を維持するアプローチが必要と判断。GE薬事業のみならず、健康関連事業に進出する考えだ。
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