関連検索: 医薬情報担当者教育センター MR
■4分の1の企業が委託
医薬情報担当者教育センターはこのほど、2007年度教育研修施設の受託教育に関する報告書をまとめた。それによると、認定されている教育研修施設は18社で、このうち11社がCSOであることが分かった。また、認定研修(教育研修要綱に定める認定教育科目)を受託した教育施設は18社中14社であり、また教育を外部委託した製薬企業は、同センターに登録する企業の約4分の1に当たる51社だった。
同センターでは、01年度から各企業の実施するMR教育研修を外部委託する「教育研修施設」の制度を発足させており、その後教育研修施設の受託教育に関し、報告書として、毎年とりまとめてきた。今回は07年度の結果を報告書としてまとめたもの。
調査結果によると、今年3月末の認定教育研修施設数は18社。内訳はCSOが11社、医薬系学校法人が2社、スキル教育コンサルタント企業が4社、教育出版会社1社だった。このうち、実際に認定研修の受託した施設は14社だった。
教育を外部委託した企業は、同センター登録213社のうち51社(23・9%)であり、数字の上ではほぼ4分の1が外部委託している形となる。比率はここ数年と同じ傾向だった。
また、導入教育を外部委託した企業は47社だったほか、継続教育を外部委託した企業は10社だった。継続教育についてはここ数年、一部を外部委託する傾向が増えつつあることが今回の調査から分かった。
一方、導入教育の基礎教育300時間以上を全面委託した企業は25社(受講者128人)で前年と企業数は変わらないが、受講者数は前年の333人から大きく減っていた。これは、導入教育の対象者が多い企業数社が社内教育に変更したためだった。
認定試験直前講座は2103人が受講しており、前年度の1345人に比べ大幅増となった。また、07年12月の第14回の認定試験新規受験者は4410人であったことから、受験者の半数近くが教育研修施設の直前講座を受講していることが数字から裏付けられた。
関連検索: 医薬情報担当者教育センター MR