エーザイは、米マサチューセッツ州ケンブリッジに、認知症神経免疫療法(イムノディメンシア)に特化した探索研究所「G2D2」を新設し、同じくマサチューセッツ州にあるアンドーバー研究所を閉鎖すると発表した。アンドーバーの研究員130人のうち、約70人がG2D2に異動し、2019年6月までに新たに稼働する予定。残りの約60人は退職する。アミロイドベータ(Aβ)、タウに続く、認知症の新たな創薬標的のアプローチに取り組み、イムノディメンシアで見出された化合物で20年までに臨床試験の実施を目指す。
アンドーバー研究所は87年に設立。グローバル主力製品となっている抗癌剤「ハラヴェン」を見出すなど自社創薬に貢献してきたが、認知症創薬の強化を目的に、イムノディメンシアに研究領域を絞り込んだG2D2の新設に至った。
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