CIDP領域に参入計画
血漿分画製剤のスペシャリティファーマ「CSLベーリング」のジャン・マルク モランジュ社長は14日、都内で記者会見し、2021年6月末に売上高400億円の目標に向け、「毎年二桁成長を続けることで達成できる」と自信を示した。主に血友病治療薬などで18年6月末時点で3年連続二桁成長を達成する見込みだが、来年には新薬の投入や適応追加で慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(CIDP)領域に参入を果たす。
同社の昨年度売上は、前期比14%増となる見込みで、3年連続二桁成長を計画する。血友病B治療薬「イデルビオン」に加え、昨年9月に上市したプロトロンピン複合体製剤「ケイセントラ」や同年12月に上市した血友病Aに対するシングルチェーン製剤「エイフスチラ」が貢献した。モランジュ氏は、「今年はケイセントラとエイフスチラの2剤の売上が通期で計上されることで、日本法人の成長率がグローバルに追いつく」と語る。
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