厚生労働省は13日、中外製薬の「タミフル」など抗インフルエンザ薬の添付文書の改訂案を、薬事・食品衛生審議会の安全対策調査会に示し、概ね了承された。タミフルの10代患者への使用差し控えを解除した上で、全ての抗インフルエンザ薬で異常行動に対する注意喚起を「重要な基本的注意」の項に記載し、内容を統一する。8月中をメドに関係団体に通知を発出する予定だ。
今回の改訂では、タミフルの「警告」の項に記載している10代患者の原則使用差し控えを削除する。その上で、タミフルのみ強い注意喚起を行うと、他の抗インフルエンザ薬は安全と誤解される恐れがあることから、全ての抗インフルエンザ薬で整合性のある注意喚起にすることとし、警告の項の異常行動に対する注意喚起を他の抗インフルエンザ薬と同様に重要な基本的注意の項に記載する。
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