旭化成ファーマは、重症敗血症を対象としたヒトトロンボモデュリン製剤「ART-123」(国内製品名:リコモジュリン)の海外第III相試験「SCARLET試験」について、主要評価項目の「28日後の死亡率」でプラセボ群と比較して統計学的有意差が認められかったとする速報結果を発表した。現在、統計解析を実施している段階で、リコモジュリンの「凝固異常を伴う重症敗血症」に対する有用性の可能性を判断する予定だ。
SCARLET試験は、凝固異常を伴う重症敗血症患者800人を対象とした国際共同プラセボ対照無作為化二重盲検第III相試験で、日本を除く欧米・アジア・オセアニアなどの地域で実施。対象としている疾患は、国内で承認取得済みの適応症である汎発性血管内血液凝固症(DIC)とは異なっている。
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