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小野薬品の新社長に、福島大吉氏（現常務取締役研究開発本部長）が、６月27日付けで就任する。社長交代は、是金俊治現社長が健康上の理由で退任することに伴うもの。14日開いた取締役会で決定された。是金氏は退任後、特別顧問に就任する予定。
福島氏は、筑波大学大学院化学系博士課程終了後の１９７８年４月に小野薬品に入社。研究畑一筋に歩み、06年１月研究本部長兼医薬品化学研究所長、同年12月常務取締役に就任していた。
社長に就任する福島氏は、「国内外ともに薬業界は難しい状況下にあるが、これからの生き残りには海外展開は欠かせない」と現状を分析。「国内の研究所充実に注力するのは当然」とした上で「世界規模での新薬開発競争に勝ち抜くために、本年５月、オノファーマＵＳＡ（ＯＰＵＳ）に新たにグローバル開発本部を設立した」ことを改めて強調。「欧米先行型の開発の一層の推進により、２年後には海外プロジェクト数が国内のそれを大幅に上回る見込みにある」と、今後の抱負を語った。
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2006年05月16日
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