◆中高年男性(40~65歳)の自殺が月曜日の朝に集中していることが報告され、注目を集めている。上田路子氏(早稲田大学)や松林哲也氏(大阪大学)らの研究グループが明らかにしたもの
◆1974~2014年までの国内自殺者約90万人の死亡時刻データを調査した結果、性別や年齢グループごとに自殺する曜日や時間帯が異なっていることが明らかになった。さらに、経済状況の悪化に伴い、早朝から通勤時間にかけて中高年男性の自殺が増加するという
◆自殺は多くの国で大きな社会問題になっており、全世界では毎年80万人が自ら命を絶っている。近年、わが国では減少傾向にあるものの、依然として自殺死亡率は他の先進国に比べて高水準にある
◆自殺者を一人でも減少させることは社会全体で取り組むべき大きな課題となっている。今回の研究結果を参考にすれば、自殺が起こりやすい時期や時間帯に相談体制を充実させ、見守りを強化することが可能となるだろう。医療従事者も、ぜひこの調査結果を参考にしてほしい。
自殺者を減少させるには
2018年10月29日 (月)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
寄稿