田辺三菱製薬の田原永三常務執行役員(経理財務部担当=写真)は10月30日の決算説明会で、米国事業について「19年度に予定していたニューロダーム(子会社)で開発中のパーキンソン治療薬『ND0612』の上市が遅れる見通しにある」と報告。「中期経営計画に掲げる“20年度までの米国売上収益800億円達成”が厳しくなる可能性」を示唆した。
「ND0612」の開発状況について村上誠一氏(常務執行役員育薬本部担当)は、「現在、PIII試験が一部開始されておらず、スケジュールの見直しを行っている。FDAとも協議している」と説明。「当初見込んでいた18年度欧米同時申請、19年度上市の計画がが遅れる見通しにある」とした。
* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。