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社会参加の有無が健康状態に影響

2018年11月19日 (月)

◆今年も自然災害が多く発生し、甚大な被害が相次いだ。大規模洪水、土砂崩れなどで家を壊された被災者たちは、一時は体育館などの避難所で過ごすがその後、仮設住宅ができればそこに移ることになる
◆仮設住宅では、老人等の孤独死などが社会問題になっていたが、東北大学の研究グループが、宮城県が2012年に実施した仮設住宅入居者に対し行った健康についてのアンケート調査のデータを分析した結果、社会参加のある人が健康状態が良いということが明らかとなった
◆社会参加のある割合はプレハブ仮設住宅入居者で38.2%、みなし仮設住宅入居者で15.4%と差があった。また、社会参加が良い健康状態に寄与している割合でもプレハブ仮設住宅の方が高くなっていた
◆これらの結果は、震災後のプレハブ仮設住宅ではボランティアや自治体などによりイベントが頻繁に開催されたことが、その理由の一つと考えられた。仮設住宅を建設する際、人が中央に集まるように配置されていたとも聞く。今後、こうした経験が生かされてほしい。



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