厚生労働省の「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」は17日、これまでの議論を取りまとめ、「いのちをまもる、医療をまもる」国民プロジェクト宣言として発表した。とりわけ医療の危機と現場崩壊は深刻との認識を強調。市民に対して、抗生物質をもらうための受診を控えたり、薬のことは薬剤師に聞くなど医師ばかりに頼らないよう行動を求める一方、医療従事者には業務を移管・共同化するタスクシフト、タスクシェアの推進、行政には薬剤師などが能動的に活躍できる制度を整えるよう促した。
宣言は、国民と医師・医療従事者に向け、「いのちをまもり、医療をまもるため」の五つの方策を実施するよう提案したもの。国民全てが関わるべきプロジェクトと位置づけた。
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