日本ヘルスケア協会会長 今西信幸
日本ヘルスケア協会(JAHI)の活動は足掛け5年目を迎えますが、国が掲げた「健康寿命延伸産業の育成」は、残念ながら未だ目に見える成果を挙げられていません。しかしながら、この度開催の決定した「大阪万博2025」のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」は、今後わが国が最も注力すべきヘルスケア&ウェルネス政策がようやく実行段階に至ったことを示しています。
昨年は9月に行われた「第2回日本ヘルスケア学会年次大会/日本ヘルスケア協会活動発表会」をはじめとして、多様な活動を展開してきましたが、今年度もヘルスケア&ウェルネスの領域で、より確実な成果を挙げることを目指して活動してまいります。
今年度に実施および実行を予定している活動は、次の通りです。
1:JAHIの年次活動
(1)日本ヘルスケア協会活動発表会および第3回日本ヘルスケア学会の開催(9月6、7日)
(2)第3回ライフスタイルビジョンの開催(3月15~17日)
(3)業界基準向上のための認証制度の拡大
(4)大学での講座の受託と実施
(5)会員活動の充実(会員向け特別無料セミナーの開催、協会幹部による企業相談日の設置)
2:日本ヘルスケア学会および日本ヘルスケア産業協議会の研究会・部会活動
既存の各研究会・部会の実践活動に加えて、新たな研究会・部会を展開します。
3:ヘルスケア議員懇話会およびヘルスケア顧問会議等の活動
(1)検体測定室ガイドラインの見直し、機能性表示食品の届出の迅速化、生鮮食品に関する機能性表示の問題解決、スイッチOTC化の拡大等
(2)ヘルスケア推進に寄与した組織や人物の表彰
JAHIは、わが国の優れた国民制度、皆保険制度を維持できるようにするため、生活者が実感し、成果のあがる数多くのヘルスケア推進事業を行ってまいります。