ライオン社長執行役員 掬川正純
私たちは、『次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ』という新たな経営ビジョンを定め、人々の暮らしをもっとさりげなく、楽しいものに“Re Design”することを通じて、心と身体のヘルスケア価値を提供する会社を目指しています。
日本市場は人口減少の影響を受け、低成長が継続し、多くの市場で生存競争が激化します。戦略実行のスピードを上げ、一刻も早く勝ちパターンを獲得することが重要になってきます。加えて、新たな成長領域を事業に加えていくことも急務です。
一方、国際事業については、一定の市場成長が継続していますが、事業構造の変革に向けたオーラルケア事業の強化や新規進出エリアの具体化等、推進体制の整備・強化を通じた実行加速を行っていきます。
私たちの基本的なスタンスは、商品・サービス・ビジネスモデルを日本で創出し、磨き、それをアジア各国にローカライズする形で展開し、日本生まれ・アジア育ちの企業としてのユニークなポジションを取って成長することだと考えます。
今年は、[1]2020年までの新中期経営計画「LIVE計画」で設計した基本戦略に基づく重点戦略の実行を加速すること[2]新たな成長エンジンの獲得に向けたチャレンジの継続──を基本方針とし、LIVE計画達成への道筋をつける1年としていきます。