厚生労働省は17日、2016年の「全国がん登録」の結果を初めて公表した。国内で1年間に癌と診断された人は99万5132人で、男性56万6575人、女性42万8499人だった。部位別では大腸、胃、肺、乳房の順で、都道府県別では東京都、大阪府、神奈川県、埼玉県の順に罹患者数が多かった。
全国がん登録は、日本国内で癌と診断された全ての人のデータを国立がん研究センターが集計・分析・管理するシステムで、16年1月に開始。得られた情報は国の癌対策や都道府県の地域医療計画の策定などに活用されており、結果の公表は今回が初めて。全国の病院と診療所約1万4000施設を対象としている。
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