アルフレッサとヤマト運輸は16日、今後の医療提供体制への対応や労働力不足等の社会課題への対応を共同で研究する「医薬品流通研究会」を立ち上げた。共同研究では、アルフレッサの医薬品流通ネットワークと、ヤマト運輸の宅急便ネットワークを結集すると共に、両者の経営リソースとノウハウを徹底活用することによって、安心・安全で確実な新しい流通ネットワークをいち早く確立することを目指している。結果として、新しい医療提供体制のもとで、医療機関や調剤薬局、患者、地域住民に貢献していく考えである。研究期間は今年12月までを予定している。
共同研究は、少子高齢化社会の課題である労働力不足と社会保障費の増大に対し、アルフレッサの医薬品流通ネットワーク、13カ所の物流センターと128カ所の営業拠点、高度温度管理物流の医薬品流通ノウハウと、ヤマト運輸の約4000拠点の宅急便ネットワーク、オープン型ロッカー「PUDOステーション」などの多種多様なタッチポイント、「クロネコメンバーズ」による利便性の向上とを組み合わせて新たな流通ネットワークの構築を目指す。