◆先日、ある漢方薬局を営んでいる薬剤師の方と、1時間近く雑談を交わす機会があった。雑談は、人間の“匂い”の話から、薬局情報の登録・公開まで幅広かった
◆その中で、ある外国人が、ドイツ語で書いてある薬瓶を持って、この薬が欲しいと訪れたことが話題になった。その外国人は、薬局を探したがドラッグストアばかりで、昔のような形態の薬局が見つからないとこぼしたという
◆なぜそうした薬局を探していたのか。その外国人は、薬剤師ならばドイツ語で書かれていても、薬のことなら分かると考えていたらしい。その国で薬局はそういった存在なのだろう
◆確かにその地域は、郊外型大手ドラッグチェーン、医療機関の門前にはチェーン調剤薬局が多数あるが、“町の薬局”はない。新しい形の薬局が、そしてそこに勤務する薬剤師が、今後どうしたら地域に溶け込み、信頼を勝ち得ていくのか、これからが正念場だろう
◆この話には落ちがある。大学を卒業して数十年、ドイツ語はすっかり忘れている。知り合いにも聞いたが分からずじまい。後日、その外国人に「ダメね」といわれたらしい。自戒を込め日々勉強あるのみ。
ドイツ語の薬瓶
2008年06月04日 (水)
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