◆3日までに一部の県を残し、今年度に実施される第1回登録販売者試験の日程がほぼ出揃った。8月12日の関東ブロックを皮切りに、10月25日の四国ブロックまで6パターンの日程が組まれた。203カ月後に迫った試験に向け、関係各方面で講習会などが活発に行われている
◆一方で、店舗販売業の管理者に関する指定基準の行方も注目されており、今月中には結論が出る見通しだ。東京都などでは既に1回目の試験願書受け付けを終了しており、最終的な登録販売者の業務範囲の結論を待たずして、願書を提出するという少し歪んだ格好にもなっている
◆ある地方のドラッグ関係者は、「管理者が薬剤師に限定されれば、第1類医薬品は取り扱わない方向で進めるしかない」と話す。この地域では薬剤師不足もあり、出店形態も「薬種商販売業」として展開する企業が多い。登録販売者の要件次第で、経営戦略も大きく変わるという
◆ただ、今回のリスク分類は恒久的なものではない。将来、第1類から第2類への移行や、逆に2類から1類への変更もあり得る。それだけに店頭での情報提供や収集は重要な業務だ。医薬品販売が軽視されない体制を望みたい。
第1回登録販売者試験の日程ほぼ出揃う
2008年06月06日 (金)
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