サンファーマ日本法人は、買収した皮膚関連領域に特化したポーラファルマを2020年1月に吸収合併し、皮膚科のスペシャリティ・ファーマとして国内トップ3位入りを目指す。ジェネリック医薬品(GE薬)と新薬の両輪で、中長期的には皮膚疾患に加え、癌や眼科領域にも事業を拡大する方針だ。中道淳一社長は24日、都内で会見し、ポーラファルマの買収によって、「皮膚科領域のスペシャリティ・ファーマとして成長していく上で、非常に大きな推進力を得た」と自信を示した。
印GE薬大手のサンファーマは、皮膚科や癌領域、眼科にフォーカスした研究開発投資を行い、グローバル戦略としてGE薬から新薬のスペシャリティ領域での事業を広げている。日本では、皮膚科領域の強化を目的にポーラファルマを買収し、今月に株式譲渡が完了した。中道氏は、「日本には最初からスペシャリティ領域で参入し、まずは(第1段階として)皮膚科というのが、われわれの思い描いている方向性」とグローバルの意向に沿った戦略を展開していく考えを示す。
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