大阪大学病院薬剤部は昨年12月から、薬剤師の業務を補佐する「アシスタントファーマシスト」として薬学生の雇用を開始した。全国的に、病院で働く薬剤師を確保しづらい状況が生まれており、阪大病院も同様の傾向にあるという。薬学生を活用してマンパワー不足を補うと共に、医療現場で働くやりがいや意義を深く知ってもらうことで、将来病院で勤務する薬剤師の育成にもつなげたい考えだ。
現在、阪大薬学部の5年生3人、近畿大学薬学部の1年生1人が同院薬剤部で働いている。薬学生は、医薬品のピッキングや充填など、調剤行為には該当しない調剤前の準備行為を中心に薬剤師を補佐。授業や研究の都合に応じて午前や午後、夜勤などの時間帯で1人あたり週2回、1日4時間ほど補助業務を担当している。
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