アース製薬は、このほど都内で「2019年度アースグループ方針発表会」を開催し、この中で昨年の国内営業販売実績(出荷実績)について、18年は前年比99.8%の1178億円にとどまったことを報告した。「虫ケア用品」が478億円、前年比93.7%と大きく実績を落としたことが要因で、家庭用品や園芸用品等の増収をカバーできなかった。今春は各カテゴリーで新製品を相次いで投入する計画で、これら新製品と積極的な啓発活動により、市場創造と活性化を図っていく考え。
同社では、将来に向けた大きな取り組みの一つとして、これまで殺虫剤と呼んでいたカテゴリーの名称を「虫ケア用品」と独自に設定している。これまでの“虫を殺す、毒性が強そう”というネガティブなイメージを払拭し、「人を守る」というメッセージを発信し、生活者の生命と暮らしに、より身近な存在となって市場の拡大を図っていくことが目的。
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