スイス・ロシュは、遺伝子治療薬を開発する米バイオベンチャー「スパーク・セラピューティクス」を買収すると発表した。買収額は43億ドル(約4700億円)で6月までに手続きを終える予定。欧米で販売中の遺伝性網膜ジストロフィー治療薬「LUXTRUNA」や、年内に第III相試験の開始を予定する血友病A治療薬「SPK-8011」など遺伝子治療薬を獲得する。
スパークは、米ペンシルベニア州フィラデルフィアを本拠とする遺伝子治療薬のバイオベンチャー。2018年売上高は6400万ドル。中枢神経系疾患、眼疾患、血液疾患などを重点疾患領域として研究開発を進めている。RPE65変異が認められた遺伝性網膜ジストロフィー患者に作用するLUXTRUNAが第1号製品として欧米で承認を取得し、四つの開発品目が臨床試験段階にある。
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