既存治療でコントロール不十分な重症スギ花粉症患者を対象としたヒト化抗ヒトIgE抗体「オマリズマブ」の国内第III相試験を解析した結果、主要評価項目を達成したことが、米サンフランシスコで開催された米国アレルギー・喘息・免疫学会議年次総会で発表された。今回の試験結果に基づき、ノバルティスファーマが国内で昨年12月に「花粉症」の適応追加承認申請を行ったと報告。気管支喘息治療剤として使われている同剤だが、花粉症の適応症では世界初申請となる。
同試験は、スギ花粉症患者337人を対象としたランダム化二重盲検プラセボ対照試験。標準治療として経口抗ヒスタミンと鼻噴霧用ステロイド薬を投与する標準療法に、オマリズマブを上乗せ投与した場合の有効性を検討した。
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