
テルモは、ペン型注入器用ディスポーザブル注射針「ナノパス」シリーズの新製品として、「ナノパスjr.」を新発売した。従来品のナノバス34を含むナノパスシリーズとして、2021年度に年間3億本の販売を目指す。
ナノパスは、インスリンや成長ホルモンなどを自己注射する際に使用する注射針で、ナノパスjr.は、長さ3mm、外径0.18mmの世界最細の針を実現した。2012年に発売した「ナノパス34」と比較して、針を1mm短くすることで、小児ややせ型の使用者など皮膚の薄い患者に対して使いやすい改良を行った。
テルモは、1日に何度も行われる場合がある自己注射治療で針への恐怖心を和らげるために、「怖くない注射針」をコンセプトにナノパスjr.の開発を進めてきた。