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【医薬・医療業界の人事戦略を探る】ユニヴ(ファーネットマガジン/ファーネットビズ)

2019年03月04日 (月)

武内氏

武内氏

 薬学生の就職活動支援や薬剤師人材紹介で20年の実績を持つユニヴ(大阪市、社長武内弘之氏)は、新卒採用支援事業を皮切りに現在、薬学生就職支援、薬剤師の転職サポートの二つを中核事業として取り組んでいる。昨年から薬局経営者層向けコンサルティング業務で培ったノウハウを生かし、中小薬局のM&A事業にも進出。これら取り組みを通じて、同社が手掛ける薬剤師、薬学生、薬局経営者のための総合サービスとしての「ファーネット」ブランドの浸透を図っていく。

 同社のコンテンツは新卒者向けの「ファーネット」(2019年度卒業者約4000人登録)と、薬剤師の転職者向け「ファーネットキャリア」とそれぞれのサイトを開設し、企業と薬剤師(薬学生)のマッチング事業を展開する。

 薬剤師のマッチング事業は、WEB上のやりとりだけではなく、同社コーディネーターが直接求職者と面談し、登録者のニーズを把握することでミスマッチングのないコーディネートを行っているのが特徴。

 昨年8月から薬局経営者支援としてM&A事業をスタート。「既に実績も上がり、事業の柱となるべく順調に推移している」と話す。通常のM&A仲介以外に、注力するのが独立志向の薬剤師と薬局の売り案件のマッチングだ。「昨年末から独立薬剤師、独立支援薬剤師をサイトで募り、希望条件を確認し、売り案件とマッチすればコーディネートしている。独立のためのノウハウが不足する人に対しては、将来の独立を前提とした形で働ける薬局求人を紹介している」と話す。

 薬局経営者のための支援サイト「ファーネットビズ」は、「経営を意識する人に感心を持って見ていただくサイト」と位置づける。コンテンツはM&Aの紹介や売り案件概要の紹介情報を求める人が登録できる環境を整えるほか、人材育成として教育、研修コンテンツも組み込まれている。

 武内氏は「昨年の診療報酬改定以降、薬局の収益性が低下し、雇用薬剤師の待遇維持が難しくなる中で、独立志向の薬剤師も出てくる可能性がある」とする。ファーネットビズで、独立を希望する薬剤師を募り、潜在化している事業譲渡希望薬局の掘り起こしも図っていく。

 一方、これまでの事業領域を継続しつつ、学生の奨学金返済支援提案にも注力する。「地方など薬剤師人材を確保しにくい薬局に対し、奨学金返済支援を行う条件提示を提案することで、新卒の人材採用にもつなげている」と武内氏は話す。

 また、一部の大学で、薬学生に対する奨学金の仕組みから返済プランまでをガイダンスとして解説する取り組みも実施。昨秋には、『薬学生のための奨学金 まるわかりガイドブック』という冊子を1万部作成し配布している。「一過性のガイダンスだけではなく、奨学金の理解をより深めることができれば」との思いからだ。

 現在、若年層薬剤師向けの奨学金セミナーを開催。ここでは奨学金の早期返済に向けたライフプランを解説。さらに、実際に奨学金の返済をサポートしている薬局などの職場事例も紹介するほか、個別相談にも対応する。

 同社は、こうしたオリジナルで究極の差別化を図り「大手にはない、スモールサイズの紹介会社ならでこそ可能なツールを持つことで市場の数%のニーズに対応していきたい」との考えだ。武内氏は、薬局、企業の成長発展につながる人をコーディネートしていきたい考えで「ホンモノ志向の薬剤師にわれわれがしっかりと向き合いながら、価値のあるサービスを提供していきたい」と展望している。

ユニヴ(ファーネットマガジン/ファーネットビズ)
http://magazine.pha-net.jp/ https://biz.pha-net.jp/




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