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【塩野義製薬/長崎大学】抗マラリア薬創出で産学連携‐共同研究部門を設置

2019年03月05日 (火)
左から北潔長崎大教授、河野茂長崎大学長、手代木氏、塩田武司塩野義製薬医薬研究本部長

左から北潔長崎大教授、河野茂長崎大学長、手代木氏、塩田武司塩野義製薬医薬研究本部長

 塩野義製薬と長崎大学は2月28日、マラリアを中心とした感染症分野における包括的連携に関する協定を締結した。研究期間は5年間で、マラリア研究に強みを持つ長崎大学と共同研究講座の開設を含む包括連携を実施し、長崎大学内に共同研究部門を設置する。マラリアに対する新薬創出を目指す。

 協定に基づき、長崎大学熱帯医学研究所に共同研究部門として「シオノギグローバル感染症連携部門」を設置し、マラリアに対する創薬研究を推進する。同部門は、細胞環境構築学、免疫病態制御学、分子感染ダイナミックス解析、創薬探索研究の4分野で構成されており、マラリアの生活環や宿主側の防御機構解明などを推進する。マラリアの予防や診断、治療に必要な研究に取り組み、その知見をもとに革新的な新薬創製を目指す。


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