2016年度診療報酬改定で導入された「かかりつけ薬剤師指導料」の算定に必要な研修受講を証明するシールが、インターネットのオークションサイトなどで不正に売買されていたとの一部報道を受け、厚生労働省医薬・生活衛生局総務課と保険局医療課は、「研修認定制度への信頼を揺るがしかねない」として、研修を実施する団体に受講者名簿による受講状況の管理など、不適切な売買の防止策を検討するよう求める両課長連名の通知を1日付で発出した。
調剤報酬の「かかりつけ薬剤師指導料」「かかりつけ薬剤師包括管理料」では、施設基準として薬剤師認定制度認証機構(CPC)が認証した機関での研修認定の取得を求めている。研修機関の一つである日本薬剤師研修センターでは、受講を証明するシールを交付しているが、シールがオークションサイトで「5枚1万5000円」などの金額で売買されていることが判明した。
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