◆「最近のエントリーシートは男女の区別が書いてなくて困る」とは、ある人事担当者の言葉。その言葉に旧時代の臭いを感じた。同じような光景を日本薬剤師会の会長会で目にした。児玉氏は初めての会長会で、自身の選んだ執行部を紹介
◆5月も半ばを過ぎて、未だ空席なのが“女性枠”だそうで、「男女共同参画担当大臣が来て、女性の理事を入れなくてはダメといわれた」と会場の笑いを誘った。苦し紛れに「唯一の女性理事です」と紹介したのは、大学枠の理事だった。大学枠で理事入りし、唯一の女性と紹介されたのでは、彼女も苦笑するしかないだろう
◆対照的だったのが日本病院薬剤師会の会長会。どうも会議場が華やかだと思っていると、堀内会長は「多くの女性と若い人に入ってほしかったが、女性理事は3人から4人に増えただけだった」と残念がった
◆長らく男性の庇護下で生きてきた女性には、自分の乗り込む船が無事目的地にたどり着くのか、沈むのか、本能的に勘が働く。担当大臣に指摘されるまでもなく、女性が進んで入りたいと思う執行部を作らなくては何の意味もないと思うが、いかがだろう。
女性が参画したくなる組織作りを
2008年06月13日 (金)
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