富士フイルム子会社のジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)は、角膜上皮幹細胞疲弊症の治療を目的とした自家培養角膜上皮「EYE-01M」の国内承認申請を行った。眼科領域の再生医療等製品では国内初となる。
「EYE-01M」は、患者自身の角膜組織の輪部から角膜上皮幹細胞を採取して、シート状に培養したもの。移植することで角膜上皮を再建させ、視力、その他臨床症状(眼痛、異物感、流涙、乾燥症など)を改善させることを目的としている。伊モデナ大学のグラヅエラ・ペレグリニ教授、大阪大学大学院医学系研究科眼科学の西田幸二教授らから角膜培養に関する技術を導入し、国内で開発を進めてきた。
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