中外製薬は、自社創製化合物を非臨床から臨床に橋渡しするトランスレーショナルリサーチ(TR)機能を強化する。これまでの体制では、治験前段階で非臨床試験データの結果に基づき、TRチームが臨床試験の実施計画を立案していたが、リード化合物創出段階でTRのプロジェクトリーダーが、合成や薬理、安全性、製剤研究(CMC)、開発などの各部門を調整しながら開発戦略を策定し、実行に移す体制に改めた。
岡部尚文TR本部長は、「開発候補品の臨床予測性を高め、ヒトに有効性を示すプルーフ・オブ・コンセプト(POC)を早期に取得できるプロセスを確立し、TRで世界のトップ集団を目指したい」と話している。
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